筆者プロフィール
IT企業で新卒採用に携わった経験を持つ現役エンジニア。大学でのキャリアカウンセリングも行っており、学生の特性に合わせた効果的なスキルアップ方法を提案している。
みなさん、こんにちは!今回は大学生の間に習得しておきたいPCスキルについて、詳しくお話ししていきます。
みなさん、こんにちは!今回は大学生の間に習得しておきたいPCスキルについて、詳しくお話ししていきます。 「就活が始まる前に何を準備すればいいんだろう?」 「社会人になって慌てないためには、どんなスキルが必要?」 そんな悩みを持つ大学生の皆さんに向けて、現役ITエンジニアの視点から実践的なアドバイスをお届けします!
1. なぜ大学生のうちにPCスキルが必要なの?
「スマホで何でもできるじゃん!」そう思う人もいるかもしれません。でも、社会人になると避けては通れないのがPCスキル。 実は、新入社員の約70%が「PCスキルの不足」を感じているというデータもあるんです。
特に以下のような場面で、PCスキルは必須になってきます:
- ✔️ 就活でのエントリーシート作成
- ✔️ インターンシップでの資料作成
- ✔️ 会社説明会での情報収集・整理
- ✔️ 入社後の業務
2. 必須の基本スキル
① タイピング
まずは基本中の基本、タイピングスキルです。最低でも1分間に40文字以上、できれば60文字以上打てることを目指しましょう。
おすすめの練習サイト:
- ・e-typing(無料で利用可能)
- ・寿司打(ゲーム感覚で練習できる)
【おすすめのタイピング練習キーボード】
東プレ REALFORCE R2
価格:22,000円前後
https://search.rakuten.co.jp/search/mall/%E6%9D%B1%E3%83%97%E3%83%AC+realforce+r2/
② Microsoft Office
就活も社会人生活も、Office無しでは始まりません。特に以下のスキルは必須です:
Word
- ・文書の基本的な作成・編集
- ・ページ設定とレイアウト調整
- ・表の作成と編集
- ・図や写真の挿入と配置
Excel
- ・基本的な表計算
- ・関数(SUM、AVERAGE、IF、VLOOKUP)の使用
- ・グラフの作成
- ・データの並べ替えとフィルター
PowerPoint
- ・スライドの作成と編集
- ・アニメーションの設定
- ・図形やSmartArtの活用
- ・プレゼンテーションの実施
【おすすめの学習教材】
Microsoft Office 365 Personal(1年版)
価格:12,984円
3. あると差がつく発展的なスキル
① デザインスキル
PowerPointやWordでの資料作成時に、見やすく魅力的な資料が作れると重宝されます。
- ・Canva(無料で使える簡単デザインツール)
- ・Adobe Express(学生は無料で使用可能)
② プログラミング基礎
ITリテラシーが求められる現代、以下の言語の基礎を理解しているとかなり強みになります:
- ・HTML/CSS(Webページの基本)
- ・Python(データ分析や自動化に便利)
- ・VBA(Excelの作業効率化)
4. おすすめの学習方法
① オンライン学習の活用
時間と場所を選ばず、自分のペースで学習できるのがオンライン学習の魅力です。
- ・Udemy(セール時に1,000円台で購入可能)
- ・YouTube(無料で基礎が学べる)
- ・大学のオンライン講座
② 資格取得にチャレンジ
具体的な目標があると学習が進みやすくなります。おすすめの資格:
- ・MOS(Microsoft Office Specialist)
- ・ITパスポート
- ・P検(ICTプロフィシエンシー検定試験)
5. 就活での活かし方
① エントリーシートでのアピール方法
PCスキルは、以下のような形で具体的にアピールしましょう:
- ・「PowerPointを使用して〇〇な企画書を作成し、サークルの企画が採用された」
- ・「Excelのマクロを活用して、アルバイト先の作業効率を〇〇%改善した」
- ・「HTMLとCSSを使用して、サークルのWebサイトを作成・運営している」
② 面接での話し方
面接では、以下のポイントを意識して話すことで、より説得力のあるアピールができます:
- ・具体的な数値を交えて説明
- ・学習過程での工夫や苦労した点
- ・スキルを活かした実績や成果
6. まとめ
PCスキルの習得は、一朝一夕にはいきません。でも、大学生のうちから少しずつ始めることで、就活や社会人になってからの大きなアドバンテージになります。
特に重要なポイントをまとめると:
- ✔️ タイピングとOfficeは必須スキル
- ✔️ デザインやプログラミングの基礎があると差別化になる
- ✔️ オンライン学習や資格取得で効率的に習得
- ✔️ 具体的な実績とともにアピールすることが重要
「スキルの習得に早すぎることはない」というマインドで、できることから始めていきましょう!
7. よくある質問(FAQ)
Q1. PCスキルの習得にどのくらいの時間が必要ですか?
基本的なOfficeスキルの習得には、1日30分程度の練習で3~6ヶ月程度かかります。ただし、以下のような要因で変動します:
- ・現在のスキルレベル
- ・練習の頻度と質
- ・目標とするレベル
まずは3ヶ月の学習計画を立てて、その後のステップアップを考えることをおすすめします。
Q2. MacユーザーですがOfficeは必要ですか?
はい、必要です。理由は以下の通りです:
- ・就職後のPC環境の大多数がWindows
- ・Numbers、Pagesだけでは対応できない場面が多い
- ・就活でのファイルのやり取りでトラブルの原因に
MacでもOffice for Macを使用することで、同等のスキルを身につけることができます。
Q3. 文系学生ですが、プログラミングは必要ですか?
必須ではありませんが、以下の理由で基礎を学ぶことをおすすめします:
- ・デジタルトランスフォーメーション(DX)の流れで文系職種でもIT知識が求められる
- ・Excel VBAなど、業務効率化に直結するスキルとして評価される
- ・就活での差別化要因になる
Q4. 資格は必要ですか?どの資格から取得すべきですか?
資格自体は必須ではありませんが、以下の理由でおすすめです:
- ・学習の目標として明確
- ・就活でのアピールポイントになる
- ・スキルの客観的な証明になる
初めての資格としては、以下の順序がおすすめです:
- 1. MOS Excel/Word(基礎レベル)
- 2. ITパスポート
- 3. MOS Excel/Word(上級レベル)
Q5. スマホやタブレットでの練習では駄目ですか?
実際の業務を想定すると、以下の理由でPCでの練習をおすすめします:
- ・キーボード操作の習得が必要
- ・画面の広さを活かした操作が必要
- ・ショートカットキーの習得が効率アップに重要
ただし、移動中などにスマホアプリで理論を学習するのは効果的です。
Q6. 独学と専門スクール、どちらがおすすめですか?
それぞれのメリット・デメリットを比較してみましょう:
独学 | 専門スクール |
---|---|
メリット: ・費用が抑えられる ・時間の融通が利く ・自分のペースで進められる | メリット: ・体系的に学べる ・質問できる環境がある ・モチベーション維持がしやすい |
まずは無料の学習リソースで独学を始め、壁にぶつかったら専門スクールの利用を検討することをおすすめします。
Q7. 就活までに間に合わない気がします。どうすればいいですか?
焦らず、以下の優先順位で進めましょう:
- 1. タイピング(1日15分、1ヶ月)
- 2. Word基礎(1ヶ月)
- ・文書作成の基本
- ・エントリーシート作成に必要なスキル
- 3. Excel基礎(2ヶ月)
- ・基本的な表作成
- ・簡単な関数(SUM、AVERAGE)
- 4. PowerPoint基礎(1ヶ月)
- ・基本的なスライド作成
- ・図形の活用
これらを最低限のロードマップとして、空き時間を見つけて少しずつ進めていきましょう。